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愉快な仕掛け人=パウル・クレーって??? 5/31(火)から開催「パウル・クレー展-おわらないアトリエ」

2011年05月26日

日本の国立美術館では初めてという「パウル・クレー展-おわらないアトリエ」が5/31(火)から東京で開催されます。


スイス生まれのパウル・クレーは、日本でも多くのファンを持つおなじみの画家。
今回の展覧会では、最新の研究成果から「創作のプロセス・手法」にスポットを当て、スイス・ベルンのパウル・クレー・センターが所蔵する作品を中心にヨーロッパ、アメリカ、国内所蔵の日本初公開作品を含む約170点が展示されます。

建築家を交えて設計された展示プランも見どころのひとつ。

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「ベルンのアトリエでのパウル・クレー」1939年、撮影:フェリックス・クレー
所蔵元 パウル・クレー・センター(ベルン)

クレーは1911年から晩年まで、制作した作品のリストアップを作り続けたそう。
1883年、4歳時の作品から約9600点のリストにはタイトル名や詳細な制作方法も記載。
クレーにとって、“どうやって作ったか”は重要な関心事だったようですね。

そんなクレーの作品にはたくさんの楽しい仕掛けがいっぱい!


◎仕掛けがいっぱい その一「写して/塗って/写して」

独自に生み出された技法「油彩転写」は、鉛筆やインクの素描を黒い油絵の具を塗った紙の上に置いて、描線を針でなぞって転写。その後、水彩絵の具で着彩するというもの。

先行する素描、油彩転写、リトグラフを並べて展示することで、モチーフがさまざまな画風に展開していくことが分ります。

画面を良く見ると針でなぞった跡をみつけられるかもしれません。

◎仕掛けがいっぱい その二「切って/回して/貼って」

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《E付近の風景(バイエルンにて)》1921,182 油彩・ペン・紙・厚紙、49.8×35.2cm
所蔵元 パウル・クレー・センター(ベルン)

クレーは仕上げた作品を切断し、そこから新しい作品を生み出しています。
切断された断片の上下を反転させたり、左右を入れ替えたりと新しい組み合わせで再構成し、
それを台紙に貼ってひとつの作品に仕上げているとか。


◎仕掛けがいっぱい その三「切って/分けて/貼って」

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《カイルアン、門の前で》1914,72 水彩・鉛筆・紙・厚紙、13.5×22.0cm
所蔵元 ストックホルム近代美術館

さらに切断した後に断片をバラバラにして、新たな作品に仕立てているものもあります。
ひとつの作品から分解された部分・断片が組み合わされることなく、それぞれが独立した作品に進化。

◎仕掛けがいっぱい その四「おもて/うら/おもて」

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《考え込んで》1939,918 水彩・色鉛筆・紙・厚紙、19.8×29.4cm 
所蔵元 個人蔵、パウル・クレー・センター(ベルン)寄託

余り知られていないことですが、かなりのクレー作品の裏面に何かが記されていたり描かれていたりしているそう。
裏面にも描かれているということは、二次元的と思っている絵画が裏面の存在でにわかに三次元的に変身? ということ?
それにしても表と裏の関係はいかに? 俄然、知りたくなりますね。


クレーは、制作プロセスをアトリエ写真という形で記録して自ら「特別クラス」とカテゴリー分け。
その作品を模範作品として手元に置き、創作活動を反芻。新たな展開を模索し続けたそうです。
文章においての推敲と同じかもしれませんね。

そんな「特別クラス」の作品は?

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《襲われた場所》1922,109 ペン・鉛筆・水彩・紙・厚紙、30.7×23.1cm 
所蔵元 パウル・クレー・センター(ベルン) 

こんな仕掛けがいっぱいの作品、制作プロセスを知ることでさらに興味がわいてきます。


◎この展覧会のチケットを、5組10枚プレゼントします。

【応募方法】メールでlets@sankeiliving.co.jpへ。
メールの件名はクレー展チケット希望と明記。
メール本文には郵便番号、住所、氏名、電話番号、性別、年齢、職業を明記のこと。

【応募締め切り】6/3(金)23:00
応募者多数の場合は抽選。当選の発表はチケットの発送を持ってかえさせていただきます。
※応募者の個人情報は、当選通知の発送のみに使用します

【開催期間】2011年5/31(火)~7/31(日)
【開催場所】東京国立近代美術館
【展覧会ウェブサイト】http://klee.exhn.jp

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