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街に溶け込む作家と参加者の密着型アート

2011年10月03日

いつもヨコハマトリエンナーレ開催時期の裏側で同時期開催されている、知る人ぞ知る横浜・黄金町アートバザール。
今年は、「ヨコハマトリエンナーレ2011」との特別連携プログラムとして「黄金町アートバザール2011」が開催されています。
黄金町バザールはアートによる街の再生がテーマで2008年から開始。4年目の今年は黄金町のアーティスト+約30組の国内外のアーティストが街に滞在しながら作品を制作し、プロセスを公開中です。

実は、毎回「黄金町バザール」で、ある作家の作品を購入しています。
作品は彼のミシンから生み出される動物たち。
その作家は安部泰輔さん。今年は「黄金町バザール2011」のみならず、「ヨコハマトリエンナーレ2011」にも出品しています。

今回、安部泰輔さんは、「黄金町バザール2011」会場の一つ・日の出スタジオに陣取り、毎日たくさんのぬいぐるみネコを作り出しています。
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展示は「アカイクツヲハイタネコ」。大きな赤い靴の中で安部さんがボランティアと古着を素材としたネコのぬいぐるみオブジェを作り販売。
ネコは、購入者によって横浜を後に各地に旅立っていきます。

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作家から生み出された作品のネコが作家から離れて自立していく。
コレが安部さんの考える個人個人の人生に寄り添う作品=アートのあり方のようです。


因みにこちらは安部さんのヨコハマトリエンナーレ2011での展示。
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安部泰輔/ABE Taisuke
《どこから来てどこへ行くのか》
2011
作家蔵
Installation view for Yokohama Triennale 2011
Photo by KIOKU Keizo
Photo Courtesy of Organizing Committee for Yokohama Triennale

天井高く掲げられた7つの旗には、実際に船舶が海上で交信する際に使われる文字旗を使用。7旗うち6旗は横浜美術館の所蔵作品が縫いこまれ、残る一旗は東日本大震災被災地への思いを込めて、福島県立博物館のコレクション・福島から出土した埴輪が縫いこまれています。
黄金町バザールのアカイクツヲハイタネコといい、港町・横浜を存分に意識した作品ですね。

小串スタジオでは、初参加・グラフィックデザイナー・Webデザイナーが本職の藤森美能さんが作った天然酵母のベーグルやスコーン、バターケーキも登場。
歯ごたえバッチリ、しっかりした味が口中に広がりました。期間中、午前11時~午後7時販売。隔週木曜定休(10/13・10/27)。

また、八番館2階、スッティラット・スパパリンヤさんの作品は天井から吊り下げられたぬいぐるみ(顔からいきなり足がついている=黄金町バザール2011のチラシで登場)。
マイク内蔵の片足に声や歌を吹き込むともう片方の足からその録音が流れる仕組み。
参加者が吹き込む声と流れる音声でひとしきり会場内は「カエルの歌がきこえてくるよ~」の大合唱になっていました。

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Photo:Yasuyuki Kasagi

私が行ったときは、ヨコハマトリエンナーレ2011PRキャラバン隊「ヨコトリキャラバンズ」が各展示場でパフォーマンスを披露。
状況をみて参加者にまぎれたり、参加者の知らないところで参加者に問いかけ・促し・呼びかけなどの動作をしていたりと当意即妙の動きが展示作品に陰影をつけていました。
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彼らのパフォーマンスと作品が一体化しているのがこれ

また、会場に流れる大岡川上に本間純さんのこんな作品(船の上に釣り人?)がポツリと浮かんでいます。これぞ、景色に溶け込むアート!!!
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さらに夜しか観ることができない作品もあったりで、その日、その時間にしか遭遇できない作品を自分なりに探すことがおもしろいのです。
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作品作りをしている作家とのおしゃべり、参加型の展示が作家との距離を縮めてくれ、大いに親近感を持ちました。
職人の町・黄金町でもあるこのエリアに住んで作品作りをする作家たち。
材料、職人からの手助けなど地元ですべて事足りるというのも地元協同の元に開催される黄金町バザールの存続するゆえんかな?


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今回、ヨコハマトリエンナーレ2011のチケットを5組10人にプレゼントします。
【応募方法】メールでlets@sankeiliving.co.jpへ。
メールの件名はヨコハマトリエンナーレ2011チケット希望と明記。
メール本文には郵便番号、住所、氏名、電話番号、性別、年齢、職業を明記のこと。

【応募締め切り】10/7(金)正午
応募者多数の場合は抽選。当選の発表はチケットの発送を持ってかえさせていただきます。
※応募者の個人情報は、当選通知の発送のみに使用します
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【開催期間】2011年11/6(日)
【開催場所】黄金町バザール=京浜急行電鉄・日の出町駅~黄金町駅高架下付近含め約30会場
※一部を除いて入場料なし

ヨコハマトリエンナーレ2011=横浜美術館、日本郵船海岸倉庫(BankART Atudio NYK)、そのほか周辺地域

【ウェブサイト】
黄金町バザール2011=http://www.koganecho.net/
ヨコハマトリエンナーレ2011=http://www.yokohamatriennale.jp

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