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「ももせいづみさんに特別インタビュー」自分探しではなく今できることを大切に

2012年03月29日

「40歳って若いんですよ。40歳って元気なの」。
そう言って、すずやかな瞳でこちらを真っすぐ見つめるももせいづみさん。
手間ひまをかけない快適な時短家事の提案を始めとする、さまざまな暮らしのアイデアで人気の生活コラムニストです。

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30代、子育てをしながら会社員から転身したWebデザインの仕事はハードワーク。
午前4時に修正の電話が入ることも。「このままでは、私が壊れるか、子どもが壊れるか」
そんな彼女が活躍の場を本・雑誌・新聞への執筆や講演活動などにシフトしたきっかけは、40歳のときに持ち掛けられた朝日新聞でのコラムの連載でした。

「おっきな神様はいないけど、ちっちゃな神様はついてくれてるみたい」とチャーミングにほほ笑みます。

その笑顔のもとを探ると、「何といっても愛犬(パグ)。こんなに癒やしになるものはないですね」「お風呂が好き。気持ちが行き詰ったときは、体を楽にしてあげると解消されることが多いんです」。

実際には「ちっちゃな神様」も思わず手を差し伸べたくなるような、その時々にできることを着実に積み重ねてきた姿がありました。


「なるほど」と思えるアドバイスは実行する


執筆、講演活動などは「自分から仕事をくださいと営業したことはない」。
その代わり「何ができて、何をしたいのか、目に見える形にして」インターネットサイトなどにストック。これは、当時の夫のアドバイスを「なるほど」と思い、実行したこと。

フリーランスで独立する前の、会社員時代にも同じような経験が。
「長男を産んだ1994年、ワーキングマザーのためのまとまった情報がなく困った。ある人に『価値のあるものを発信すれば相手も返してくれる。テイクばかりではなくギブを続ければ欲しいものが手に入る』と言われ、集めていた宅配のカタログやベビーシッターの情報などをまとめてインターネットサイトを作りました」。

これが後に日経ウーマン主催のコンテストでグランプリを受賞。情報発信が認知され、「ギブ」を続けたももせさんの元に情報が集まるようになりました。


働くことで自分の人生を自由に選択できる


その時々に合った働き方をし、やめる選択肢を持たなかったももせさん。

「働く意味」を考えたり、他の可能性を求めて「自分探し」をする女性には、「昔は夢を持てと言われたけど、今は時代が読み切れないでしょう? 自分探しより、今をしっかり見据えて、自分の周りに眠っている宝物を探してほしい」とメッセージ。

夫の収入だけで十分、と思う女性には、「自分に稼ぎがないと困ることがある」とイエローカード。
「今は3組に1組が離婚する時代ですし、他にも暴力があっても出ていけないなど、リスクはたくさんあります。何が何でも稼がなければとは思わないけど、最終的には自分で自分の人生を選択できる稼ぎを確保してほしいですね」


SOSには上手な出し方がある


働く女性に悩みはつきもの。「人はだいたい狭い世界にいて、悩みはそこで起きている。その狭い世界で相談しても同じ答えしか見つからない。価値観の違う人と交流してメンターをたくさん作ってほしい」。
そして、自分の状態や思いをきちんと把握して伝えることが大事だと言います。

中には相談相手がわからない悩みも。「知らなかったり、つながれなかったりするだけで、実は助けてくれる場所はたくさんある。自治体やインターネットで調べて、とにかく扉をたたいてみる。そうやって『情報スキル』を身につけて」。
困ったときには自分を許して助けを求めていい、と働く女性を勇気づけてくれました。


ありがとうの気持ちでコミュニケーションを


春風のような笑顔。合理的で筋の通った考え方。どちらも兼ね備えたももせさんには人が集まります。

最近では、「Tomorrow For Children」(東日本大震災の復興支援のための物づくりを行うユニット)などでさまざまなクリエイターと活動。そのきっかけはインターネットなどを通した交流から。「お互い子育てが大変な時期に知り合った人たちがセカンドステージに入り、一緒に活動する流れになりました」

コミュニケーションでの心掛けは「肯定形で言う」こと。「できません、ではなく、この形ならできます、とか、断る場合にも先にありがとうを言うなど“YES BUT”で伝えるようにしています」

今、自分にできること、人との関わり方。ももせさんの背中には働く女性へのヒントがたくさん詰まっていました。

オフィシャルサイトhttp://izoomi-m.com/
(長野摩千嘉)


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