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忘れられない出会いになる『雷蔵祭 初恋』

2014年08月22日

市川雷蔵の映画デビュー60周年を記念し、主演映画47作品を一挙上映する『雷蔵祭 初恋』が東京・角川シネマ新宿で8月9日から開催されています。フィルム原版の劣化により今まで上映が困難だった初期6作品をデジタル化することで実現した映画祭。東京は9月19日まで開催し、その後9月27日(土)からは大阪・テアトル梅田で、10月25日(土)からは福岡・中州大洋と全国で順次公開されます。


©KADOKAWA 1963

稀代の映画スター、市川雷蔵

わずか15年の映画俳優人生の中で、159本の作品に出演し、日本映画の黄金期を支えた市川雷蔵。37歳という若さでこの世を去りましたが、没後45年経った今でも多くの人を魅了して止みません。
往年の雷蔵ファンである世代には「雷蔵に恋した昔の気持ちを思い出し、雷蔵を惚れ直して欲しい」、雷蔵を知らない世代には「初めて雷蔵に触れて、雷蔵を好きになって欲しい」、そんなふたつの願いが「初恋」というタイトルに込められています。


©KADOKAWA 1958

壮絶な寝転んだままの殺陣

私が観た『薄桜記』は雷蔵作品の中でも傑作の1つと言われ、赤穂浪士の討ち入りを背景に2人の剣豪の友情と愛情、悲憤が描かれています。主演は市川雷蔵と勝新太郎。
市川雷蔵は話の途中、右腕を切り落され、さらに片足を銃で撃たれてしまいます。クライマックスに殺陣では、寝転んだまま右、左に寝返りをしながら敵を倒していきます。初めてこんな殺陣を観ました。当時の新聞には「寝転んで片手剣法」と載ったようですが、殺陣の構成を考えた方はかなり悩まれたことでしょう。

時代劇だけでなく現代劇も


©KADOKAWA 1962

私は雷蔵を知らない世代で、映画『薄桜記』で初めて市川雷蔵を見ましたが、正統派といえる余りにも端正な顔立ちに驚きました。年上の知人が「当時の人気はキムタクの比ではない」というのも納得です。所作や台詞に気品を感じました。市川雷蔵は昭和6年生まれで、年齢としては高倉健や宇津井健と同じ。もし、ガンにならずに俳優として活躍し続けていたら…。渋い市川雷蔵も観られたのに残念です。
時代劇のイメージの市川雷蔵ですが、現代劇にも出ています。『雷蔵祭 初恋』では『炎上』、『破戒』、『ある殺し屋』などを上映予定。私はこれから“武士ではない市川雷蔵”も観てこようと思っています。

映画デビュー60周年『雷蔵祭 初恋』
http://www.cinemakadokawa.jp/raizohatsukoi/
(堀木三紀)

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