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オススメ3選! 映画で味わう味覚の季節

2014年10月25日

今年も年末に向けて多くの映画が公開を予定しています。

その中から見ているだけでお腹が空いてくるおいしい映画を3本ご紹介いたします。

南フランスの名門レストランvsインド料理『マダム・マロリーと魔法のスパイス』


© 2014 DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.

南フランスの山間にたたずむ美しい街に道を隔てて並び立つ、老舗のフレンチ・レストランと新興インド料理店。

2つのレストランが巻き起こす“異文化衝突”を軽いタッチで描きながら、“食”が人々の心を豊かにし、変えていく様子を映し出しています。

この作品にはアスパラガスの茹で方にも細心の注意をはらう気品あるフレンチ料理やスパイスたっぷりのインド料理だけでなく、ガラムマサラなどのスパイスをアクセントに使ったヌーベルキュイジーヌが登場。

観ているだけでお腹が空いてきて、我慢するのが大変。

ラッセ・ハルストレム監督が「撮影監督のリヌス・サンドグレンは、料理に対して詩的にアプローチできる本能の持ち主だった。料理にズームインする映像は、涎が出そうな映像に仕上がっているよ」と語るのも納得です。

また料理だけでなく、映画の中の青空市で売られている食材がおいしそう。

ロケ地サン・アントナンで毎週末開かれている農家市がそのまま使われていて、パプリカやトマトなど野菜の鮮やかな色彩が目に飛び込んできます。

この食材を使えば、おいしいこと間違いなしですね。

若者の愛、大人の恋も描く『マダム・マロリーと魔法のスパイス』はぜひ大切な人と一緒に。

『マダム・マロリーと魔法のスパイス』
11月1日(土)全国ロードショー
監督:ラッセ・ハルストレム
出演:ヘレン・ミレン、オム・プリ、マニッシュ・ダヤル、シャルロッテ・ルボン、ミシェル・ブラン
© 2014 DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.
公式HP:http://www.disney.co.jp/movie/spice.html

中華系ご飯が食べたくなる料理エンターテインメント『祝宴!シェフ』


(C)2013 1 PRODUCTION FILM COMPANY. ALL RIGHTS RESERVED.

台湾ではお祝いごとがあると辦桌(バンド)と呼ばれる屋外の宴会が開かれます。

この宴会でメニューと料理を取り仕切るのが総舗師(ツォンポーサイ)と呼ばれる宴席料理人。

この作品は“神”と称された伝説の宴会料理人を父に持つ料理初心者の主人公が、継母と一緒に全国宴席料理大会に出場し、仲間のサポートを受けながら次々と華やかな料理を作りだす料理エンターテインメントです。

薄焼き卵で包まれたドーム状の「菊花貝柱蒸し」は切り込みを入れて卵を開くと、まるで花が咲いたような華やかさにびっくり。

台湾の多くの家庭で作られるおふくろの味・「トマトの卵炒め」はさしずめ日本の肉じゃがでしょうか?

他にも、「五色の煙」「布袋鶏」「焼きビーフン」など色合いだけでなく、包丁技がばっちり決まった料理が画面いっぱいに登場します。

みんなでワイワイ食べたい!という気持ちになりました。

こちらはぜひ家族や仲間と一緒に見てください。

『祝宴!シェフ』
11月1日(土)シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
監督・脚本:チェン・ユーシュン(陳玉勳)
出演:リン・メイシウ(林美秀)、トニー・ヤン(楊祐寧)、キミ・シア(夏于喬)
(C)2013 1 PRODUCTION FILM COMPANY. ALL RIGHTS RESERVED.
公式HP:http://shukuen-chef.com/

男を落とすにはまず胃袋?『0.5ミリ』


(C)2013 ZERO PICTURES / REALPRODUCTS

日本の高齢者が抱える問題を深いところまで見つめながらもコミカルに描いたのは、この映画が長編2作目の安藤桃子監督。

主演が実妹の安藤サクラ、エグゼクティブ・プロデューサーに奥田瑛二、フードスタイリストは安藤和津と安藤一家総動員。

そうそう、安藤サクラの義父母である柄本明と角替和枝も出演していて、「これって本気の嫁いびり?」なんて思うシーンもあります。

ストーリーとしては介護ヘルパーだった主人公が事件に巻き込まれて仕事と住むところを失ったため、ワケありそうなおじいちゃんを見つけ出しては押しかけて、住み込みヘルパーとして渡り歩くというもの。

アクが強く個性豊かなお年寄りを津川雅彦、坂田利夫、柄本明が演じていますが、いずれも一筋縄ではいかない面々ばかり。

そんな彼らの心を軽やかにつかむのが、主人公の作る料理。

「冷蔵庫にあるもので作ったから」といいながら出される食事は華やかさこそないものの、バランスが取れた家庭の食卓です。さっとお酒を用意するタイミングもバツグン。

男を落とすにはまず胃袋をつかむというのはまさにこのことですね。

小さめの鯵を丁寧に開いてつけ汁に漬け、天日に干すシーンがあるのですが、なかなかできることではありません。
このあたりはフードスタイリストの安藤和津の本領発揮。安藤桃子・サクラ姉妹は母親から当たり前のように作ってもらっていたのではと感じました。

このところ手抜き料理が多かったから、私もちょっとがんばってみようかなと思う映画でした。

映画本編は、生きることを諦めていたお年寄りたちが、主人公と接することで“生”をまた楽しみ始め、人生を全うしようとしていきます。心をほっこり温めたい時にぜひ。

『0.5ミリ』
11月8日(土)より、有楽町スバル座ほか全国順次ロードショー!
10月24日(金)より、高知城西公園内『0.5ミリ』特設劇場にて先行公開!
監督・脚本 安藤桃子
エグゼクティブ・プロデューサー:奥田瑛二 
フードスタイリスト:安藤和津
出演:安藤サクラ / 柄本明 坂田利夫 草笛光子 津川雅彦
(C)2013 ZERO PICTURES / REALPRODUCTS
公式HP:http://www.05mm.ayapro.ne.jp/index.html

(堀木三紀)

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