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アメフトを知らなくてもわかる駆け引きのおもしろさ!

2015年01月28日

弱小アメリカン・フットボールのチーム再建を託された、崖っぷちGM(ゼネラルマネージャー)が人生をかけて臨むドラフト会議を描いた映画『ドラフト・デイ』が、1月30日(金)より全国公開されます。


<STORY>
 アメリカン・フットボールのプロリーグNFL(ナショナルフットボールリーグ)に所属するクリーブランド・ブラウンズは過去2シーズン、成績不振が続いていました。チームの状況に焦りを感じたGMのサニー(ケヴィン・コスナー)は今年こそ理想のチームを作って地元ファンの期待に応えたいと、ドラフト会議で有能な新人選手を獲得すべく奮闘します。しかし、GMとしての狙い(守備力の強化)、オーナーの期待(集客力)、監督の要望(得点力の強化)は一致しません。本来は味方であるオーナーや監督、ファンからも重圧を受け、孤立無援の状況に陥っていきます。その容赦ないプレッシャーの中でサニーが人生のすべてを懸けた決断は、ドラフト会議に大波乱を呼び起こしました。

<NFLドラフトのシステムについて>
NFLドラフトのシステムは日本のプロ野球のドラフト会議とはかなり異なっています。完全ウェーバー方式と呼ばれ、全32チームが前シーズンの最下位から順に選手を指名。さらに指名権のトレード(例えば、指名順上位のチームがその指名権の順位を下位チームに譲る替わりに、譲ったチームの来年度以降の指名権を複数年分得るなど)ができ、チーム間の駆け引きも可能。また順番が回ってきたら10分以内に指名しなくてはならないタイムリミット制が導入され、そのカウントダウンの間にもチームの戦略や新人選手の運命が激変していきます。緻密で合理的なシステムはテレビ向けの派手なショーアップも施されて、全米に生中継されます。

「アメフトってよく知らないのよね」という心配はこの作品には無用です。上に書いたドラフトのルールさえ理解すれば大丈夫。誰もが楽しめます。私自身、ケヴィン・コスナー主演に魅かれ、アメフトのことをよく知らずに見てしまいましたが、気がつけばサニーに同化して一喜一憂。最後までしっかり映画に入り込みました。

サニーを悩ませるのはドラフトだけではありません。ドラフト前夜、同僚である恋人の妊娠を知り父親としての覚悟を迫られるし、当日は折り合いの悪い母親が亡くなったばかりの父親のことで別れた妻と一緒にオフィスに乗り込んで来るし…。GMとしての判断までブレそうになり、恋人に弱気を見せるサニー。巧みなストーリーテリングで描かれる主人公の人間味がこの作品に深みを与えています。

あり得ないことが起こるのがドラフト。指名権のトレードで全体1位の指名権を得たサニーは驚くべき決断をしますが、指名が終わってからも駆け引きやハッタリを駆使して、予想できないどんでん返しをやってのけます。この離れ業はあまりに見事で、誰かに話したくて口がムズムズしてしまいますが、ここでは我慢。
サニーが仕事をベストにやり遂げ、気持ちがすっきりするラストに勇気と活力をもらいました。ぜひ映画館でお楽しみください。

『ドラフト・デイ』
2015年1月30日(金)TOHOシネマズ日本橋ほか全国ロードショー
監督:アイヴァン・ライトマン
出演:ケヴィン・コスナー、ジェニファー・ガーナー ほか
配給:キノフィルムズ
©2014 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. 
公式HP:http://draft-movie.com/
(堀木三紀)

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