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ランチ会で近江商人と遭遇!

2016年12月26日

 事の始まりは、外山先生の第一声。「誰か、写真、撮って」。

 気づくと、目の前の壁に大きな額が。「時は春、日は朝…」と流れるような筆遣いで書かれたブラウニングの詩。言葉と字の美しさにうっとりとしつつ、スマホでカシャ。

 「この書は、実はうちの母が書いたものです」とZEN Cafe Marinaの店長、高田滋さん。
 書のほかに店内に飾ってある絵も、お母様(享年84歳)が晩年になってから趣味で描かれたとのこと。

豊かな感性が、お店にやわらかな雰囲気を醸し出しています。

「すてきなお店ですね」と伝えると「実は私、近江商人の6代目なんです」と滋さん。

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ロバート・ブラウニング「春の朝」(はるのあした)。訳:上田敏
     Robert Browning, 1812-1889年、イギリスの詩人

 
 それを聞いて今年の夏、旅先の滋賀県で「近江商人発祥の地」という看板を見かけたことを思い出しました。

「近江商人」という言葉の響きの美しさ。そして発祥地が残っていることにロマンを感じながら、時間の関係で訪れることができず、歴女としては、心残りでした。

 その近江商人の子孫が目の前に…。そんな私の思いに応えてくれるかのように、滋さんの話は続きます。

 初代は、高田善右衛門(1793~1868年)。呉服で身を立て、その働きぶりは「尋常小学修身書 巻四」にも掲載されたほど。その修身書を見せていただきました。

「第十三 自立自営」の項目に、高田善右衛門が17歳の時に、わずかなお金を元手に、自分で働いて家を興そうとしたこと、いつも正直で倹約をし一所懸命働いたので立派な商人になった、との話が載っていました。まさに働く人の模範です。

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近江商人の心が息づく ZEN Cafe Marina


 店名の「ZEN」は、高田善右衛門の「善」と「然」「禅」「膳」「全」の意味を込めてつけられたとのこと。
お店は自然志向で、発酵発芽玄米を使用。ライブカフェやイベントスペースなど、多種多様な活用ができます。

 近江商人には「買い手よし・売り手よし・世間よし」という「三方よし」という精神があります。
自分のことよりもお客のことを考え、みんなのことを大切にして商売をすべきという考え方です。

近江商人の精神が、滋さんにしっかりと受け継がれているのを感じました。
 
 ※ 近江商人とは、江戸から明治時代にかけて活躍した滋賀県(近江)出身の商人。織田信長による安土城下の「楽市楽座」が、のちの近江商人の繁栄に大きく貢献したといわれています。


※Zen Cafe Marina (ゼン カフェ マリーナ)
 東京メトロ有楽町線 麹町駅 4番出口徒歩2分、https://zencafe-marina.jimdo.com/

(19期 金子 ユカリ)

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