今回は松井今朝子さんの『吉原手引草』です。
図書館で順番待ちをしていたのですが、私の前にはまだまだ100人近い人が…(汗)
で、早く読みたかったので結局買ってしまいました。

この作品は今年、第137回直木賞を受賞した作品です。
作者の松井今朝子さんは松竹で歌舞伎の企画制作に携わった後、フリーとして独立。
その後小説家としてデビューした方。
時は江戸、吉原の売れっ妓花魁(おいらん)葛城がある日突然姿を消した。
逃げ出すことなどとうてい不可能な遊郭、葛城はいったいどこへ?
周辺の人々に話を聞くうちに解けていく謎…そして真相があきらかになる。
『吉原手引草』、すごく面白くて一気に読んじゃいました。
江戸時代に存在した「吉原」という特殊な世界。
その特別な慣わしの中に暮らす人々がいて、きらびやかな世界の裏には
さまざまな職業が存在していた…読み進めていくと当時の様子がよくわかって勉強になります。
私は一気読みでしたが、一章が10ページ足らずなので
寝る前のちょっとした時間に少しづつ読み進めるのもいいと思います。
秋の夜長におススメしたい大人の一冊です。
『吉原手引草』松井今朝子・著 幻冬社・刊
「構成の見事さに脱帽!」度 ☆☆☆☆☆(5.0)
