(ももてきだんめんず)
引越し~ジャイ~
ジャイの反抗期を語る前に、引越しのことを書かなくては。
我が家の子供たちは6才違いなので、ジャイ中学入学とパル小学校入学は同じ年にあった。
2人の転換期、それも師走に郊外から、別の郊外への引越しが決まり、私は中学校も小学校も2校の説明会に出席した。
引越しははっきりいって大人の事情だけれど、1番騒いで嫌がると思ったジャイは自分の運命を意外とあっさり受け入れ、引越しが本決まりになってから、パルはお友達の家でお世話になることが多くなり なんとなく 毎日お泊りできて楽しいな~っ て感じだったと思う。
予期していなかったので、2人の学校と幼稚園の役員を引き受けてしまっていたから目の回るような忙しさ。
寂しさより、今日はダンボール何箱つめられるか?のほうが頭の半分占めていた。
同じ都内なんだし、一生会えないわけじゃないしね。
パルの小学校は少し遠いみたい。
信号を渡らないと通学できない。
大丈夫かな?
ジャイの中学校はパルが行く小学校の付属みたい!
2クラスしかないからさびしいかもね。
給食はないのか…がっかり
そんな情報だけを気にしていた母。
ジャイの友ママも、パルの友ママでさえも
「パルは大丈夫だよ。すぐ友達ができると思う。だから。、ジャイを沢山見てあげて」
と言っていたけど、気を使うのもよくないような気がして、いつものように接していた。
正直 気を使う心の余裕もなかったんだけど…
小学校の卒業式も無事に終わり、引越しの前夜、ジャイが幼稚園から続けたサッカークラブの合宿から帰宅。
最後だし、ジャイがいないと引越し用意 はかどる~ と思って参加させたものの、迎えに行く時間が惜しいし、冷たい雨も降っている。
今日もお泊りのパルは明日の朝 友人が送ってきて、引越し業者がくるのは10時だから…頭の中は引越しの段取りで一杯。
早くジャイを連れ帰って支度をしよう。
気持ちがせいて 合宿から帰ってきた子供と親、そして長年お世話になったコーチに慌しく挨拶。
雨が激しくなったからジャイを車に押し込み、出発しようとしたそのとき、
T君ママが走ってきた
私は何か忘れ物をしたのかと思って窓だけあけて
「どうしたの~?」なんて聞いちゃって。
よく見たら彼女は泣いている。
ジャイが後部座席の自分の窓を開けた。
彼女はジャイの手を握り
「ジャイ。大丈夫だよ。ジャイだったらたくさんの友達ができるからね。大丈夫だからね。」
と「大丈夫」を何度も繰り返す。
「風邪ひくよ! 」と声をかけたら私にジャイとパル宛のプレゼントが入った紙袋を押し付けて
ジャイには泣きながらだったのに、笑顔で「片付いたら連絡してよ」と手を振った。
少し貰い泣きしそうになったけど、今は泣いている時間はない。
雨に打たれて私たちを見送る彼女が風邪をひかないように早め発信し、ガソリン補充のためGSによる。
待っている間、「ああやって改めて言われるとお別れって感じするね。」
後ろを振り返った私が見たのは
泣いているジャイ。
引越しが決まってから弱音すら吐いたことないのにそんな彼が膝を抱えてしゃくりあげていた。
喜怒哀楽が激しくて、泣くときも気持ちいいほど声を上げるジャイが声を殺して泣いている。
その姿を見たら初めて泣けてきた。
泣きながら帰路についた私たち。
明日から家族4人で新しい生活が始まる
夢ではなくて現実。そして ジャイは彼なりに 頑張っているんだ。
すっかり忘れていた。
どんな子供も、親に気をつかってくれているってこと。
4年前の話。
今も彼女とは大の仲良しで、「あの時」の話になると私はいつでも少し泣いてしまう。
※前回のブログを読んだ友人が「ジャイの部屋にパソコンあるのね? 」
と聞いたけど、いいえ~ 彼の部屋には外部との接触ツールは何ひとつございません。(携帯も)
あるのは大きなブラウン管ひとつで、これはゲーム用、ビデオ鑑賞用なのでテレビは見れず。
お友達が泊まりにくると、パソコンでDVDを観ているの。
横になり頭をくっつけて小さなPC画面に見入ってるメンズ…
幼稚園のころミニカーで遊んでいた姿を彷彿させます。
(ちなみに今回借りていたのは「どろろ」)