「今日、学校でアセロラの枝に蛙の死体が刺さっててね…手も足もピーンとなっててさぁ…」
と小学校に通う娘が話し始めた。
新学期が始まって少したったころだった。
「校長先生がね、朝礼で、『蛙の死体を刺した犯人はわかりますか?』って」
“うわっ!残虐なイタズラ~”と内心ヒヤヒヤしながらも平静を装い聞いていた。
「お母さん、ダレだと思う?」 “…え、私に聞くの?”とドキドキ。
「モズなんだよ。お母さん。モズって鳥知ってる?
雪が降って、餌がなくなったときのために、蛙を枝に刺しておくんだって。
刺してあるところの下まで雪が積もるんだって。だから今年は雪が積もるんだよ」
へぇ~。とても感心してしまった。
動物の知恵って凄い!
こんな都会(新宿区)でもそんなことあるんだ。
しかし、ともすれば“残酷”な光景として、蛙を外してしまう大人もいるだろう…
立派な校長先生だ。
先日、確かに雪は積もった。蛙の死体…いやモズも餌までのは達しなかったが…
今日も雪が降った。 雪が降るたび、蛙…餌まで届くのかな?と気になる。
「蛙、どうした?」と娘に尋ねると「干からびてるよ」。
まだ、そのままにしてあるようだ。今度、見てみよう…
今年はまだまだ、雪が積もる日があるのかもしれない。
あいはら こずえ
