春休み。
下の娘は保育園を卒園し、学童通いが始まった。
朝、早い出勤の私に変り、学童を卒館した姉に学童の送迎を頼んでいる。
夕食時、「今日はどうだった?」と娘たちの話を聞く。
「今日ね。お弁当のシュウマイを“ちょうだい”って言われたからあげたら
さけるチーズもらったんだ」と下の娘。
「よかったね」
さけるチーズは2人とも大好きなのだ。
「え~でもね…。食べないで、お弁当箱に入れて持って帰って来たんだよぉ。
で、帰ってから食べてたよ~」と姉が口をはさんだ。
「え!」
「…だって、お姉ちゃんに半分あげたかったんだもん」とべそをかく下の娘。
「ヤダ!“くさってるかもしれない”ってさっき言ったでしょ!」とシビアな長女。
まさか、もらったものを持ち帰るとは…想像もつかなかった。
気持ちはわかるのだが…。
「そう。優しいよね~。でもね…」
時間がたったものは食べてはいけないことを言ってきかせた。
でも、姉妹って、いいな~と思う瞬間だ。
あいはらこずえ
