「今の時代は生きにくい」と土佐先生は言う。
「子どもの本当の姿が見えない、見えにくい」と。
そんな背景の“今の時代”の青少年犯罪事件から見えてくることは…
非常勤講師として勤務している大学で
先日の「秋葉原の事件」について130人に作文を書かせたところ…
一人が「自分もやらないとは言い切れない。自分が怖い」。
それ以外のほとんどは
「いけないこと」「許されることではないこと」と前置きしながらも…
「なんとなくわかる気がする」
「自分の声に耳を傾けてほしいという気持ちがあったのだと思う」
「気持ちが想像できる」
─とある意味共感できるとも取れる意見だったと言う。
親や周囲に共感されずに育った子どもは、心にフタをしていまい、
結果、歪んだサインを出すと言う。
「誰でもよかった」数々の青年犯罪者が口にする言葉…
上述した生徒がいうように、
「自分の声に耳を傾けてくれるのなら、誰でもよかった」
という心の叫びだったのかもしれない。
あいはらこずえ

