大人で、水ぼうそうをやったことがない、という人はまれなくらい、よくうつるのがこの病気。かくいう私、20歳にして水ぼうそうになりました。すごく痒かったのを覚えています。きれいにしたい年頃なのに、全身水ぶくれで、顔もひどい状態。街の診療所でアルバイトをしていたので、どうやらそこへやってきた水ぼうそう(または帯状疱疹)患者からウイルスをもらったようです。
空気感染してしまうウイルスなので、触らなくても一緒にいるだけで十分。潜伏期間の後、全身に水泡が現れます。
石膏のような白いペットリとした塗り薬をひたすら塗って、かさぶたになるのを待つのが治療。もともと自然に治る病気でだからです。高い熱が続くからといって、アスピリンを飲ませることは絶対禁止。死亡率の高いライ症候群という病気を起こすことがあります。
子どもが水ぼうそうになったら、10日間くらいは保育園を休まなければなりません。ワーキングマザーは、そんなに会社を休んでいられないですよね。そこで、威力を発揮するのが、子どもが1歳を過ぎたら受けられるワクチン。一緒に遊んだ子が、水ぼうそうだった!と分かったときにも72時間以内にワクチンを打てば、発症や重症化が防げます。
自然に治るのを待つのが一般的ですが、実は水ぼうそうに効く治療薬(アシクロビル)もあります。これも感染後72時間以内投与で効果がでます。体に負担がかかるので、どうしても必要な場合のみ用いられているようです。
やっと治った水ぼうそう。一度かかればもう大丈夫。でも実は、そのウイルス、体の中に住みつき出て行ってくれません。大人になってから発症する帯状疱疹(雅子様が以前かかられました)は、このウイルスが原因。目には見えないこのウイルス、一度かかれば一生のおつき合いです。
次回は、秋に流行することが多い、マイコプラズマ肺炎。今、近くの幼稚園ではやっているそうです。
