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01.ベーシックコース

「和リナシメンターレ」

  ~ 和装の新たな魅力! もっと気軽に、もっとオシャレに ~  


ヴィンテージ着物を使った和装、そのショーを見に行く機会に恵まれた。
着物について詳しくない私は「ヴィンテージ着物」と聞いて、勝手に日本の伝統的な
淡い色合いを想像していたのだが、そのイメージの違いに驚くこととなった。


会場に和太鼓の勇壮な音が響き、そのリズムの中、ショーが始まる。
左右に分けられた客席の間を、美しい着物をまとったモデルが歩いてくる。
目に飛び込んできたその色の鮮やかなこと!
赤や青やピンクや緑、圧倒されるような発色、そして大胆な柄。
一人ひとり登場するたびに、その色とりどりの美しさにため息が出る。
着物の着こなしがまた特徴的だ。
帯を体の前で花が咲いたように結び、手にはレースの手袋をはめ、
頭には花笠のようなものをかぶっている。
着物の裾はひざ下ほどの長さに着付けされ、スカートのようにも見える。
上には振袖(?)や打掛を羽織っている。
そして手にはハンドバッグ、足にはブーツを履き颯爽(さっそう)と歩いているのだ。
ヴィンテージ着物の持つ色や柄のパワーだろうか、違和感はまったく感じない。
見たことのないような美しさに圧倒され続ける。
次々と現れるモデルたちは、足元がハイヒールだったりサンダルだったり、
着物の裾の長さもさまざまだ。
髪型も結っていたり、洋風に思いきり高く盛っていたり、肩までの髪を外ハネにしていたり。
そう、洋服のように自由に着こなしを変えている。


パンフレットによると、使用されている「ヴィンテージ着物」は1960年代~1980年代に
京都で創作された西陣織りや友禅染め。
100%国産の正絹を使用しており、職人による総手織り・総手染めである。
「大きな需要があった時代だからこそ許された自由奔放な表現で、
コストと手間を十分にかけられたモード性に長けた斬新な衣装」ということだが、
ショーを見ていてまさしくそれを実感した。
今から30年~50年前のデザインということに驚くばかりだ。


タイトルの「和リナシメンターレ」。
“リナシメンターレ”とはイタリア語で「ルネサンス」のこと。
日本人アーティストでしか表現できない和装の世界観を国内外に広めていきたい、
という思いで始められたプロジェクトである。
そしてこのプロジェクトを立ち上げたのは、意外なことにヘアメークアーティストである
小山内秀敏さん。
日本人の生活様式や食生活の変化に伴い、日本女性の体型は変化している。
着物の気付け方法や着こなしを変化させることは決して不自然なことではなく、
それに合わせて当然ヘアメイクも変わるはず。
和装においてもっと気軽に、もっとオシャレに感じてもらえるようなアレンジを施すことが必要、
との思いで活動されている。
着物だからといってかしこまらずにこんなふうに自由に楽しめたら、
たんすのこやしになっている着物もアレンジ次第でもっと着る機会が増えそうだ。


「和リナシメンターレ」では、ヴィンテージ着物を「婚礼衣装」としてリースもしている。
着物の組み合わせをパソコン上でバーチャルに体験でき、履物・小物からヘアメークまで、
オリジナリティにあふれる提案をしてくれる。
今までにない和装は、本人はもちろん、招待客にも喜んでもらえるのではないだろうか。


着物の持つ魅力に改めて気づかせてもらい、日本の文化を大切にしていきたいという
気持ちの芽生えた一日となった。


(5期生:スフィアの羽根)
  < 私は18時半開演のショーを見てきました~ >

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2010年03月25日 20:21に投稿されたエントリーのページです。

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